プロフィール

野風ヤマミチ

Author:野風ヤマミチ
1980年よりフリーランスフォトグラファーとして活動。1990年ごろから環境問題の雑誌に関わったことをきっかけにエディター、ライターも兼ねるようになる。時を同じくして子供の頃より関わってきたボーイスカウト活動にリーダーとして復帰する。2001年ボーイスカウトの制服を脱いでからノンフォーマル・エデュケーション(野外教育、環境教育、冒険教育等)を仕事の柱に据え活動、執筆をしている。
現在シングルトラック・プロジェクト野風を主催、マウンテンバイクのスクール&ガイドインストラクター、小中学生の野外活動インストラクター等も務める。
1960年東京生まれ 趣味 手作りの道具で野宿、焚火、山旅

資格
日本マウンテンバイク協会 B級インストラクター
INBA ナショナル・マウンテンバイク・パトローラー
WMA ウィルダネス・アドバンスド・ファーストエイド取得
WMA ウィルダネス・ファースト・レスポンダー取得
AHA  ハートセイバー・ファーストエイド ハートセイバー・CPR・AED 取得


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まとめ

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久しぶりに……

もとい10,2,3年ぶりに岩を登った。まぁ、高さ10㍍だしルートもはっきり見えているし、何よりも自分の直感が登れると言っているので登ってみた^_^;
ただ、相変わらずバカなのは人と一緒にいるのに声もかけずにこっそり登った事。
登り始めてこれを後悔することに、いつもだったらここでwwwとでもするところなのだが今日はマジでwwwなんてキーボードを押すなんてできない(*_*)
P4161747#
“みんなの森”の3つの森の一つ冒険の森入口に立つこの岩が今回の主人公

正直、久しぶりにマジでビビりました(@_@;)


P4161748#
クラックの終わった所から先は、岩肌がツルツル

岩の左側から登り始めて斜めに半分登った所。高度が増したせいで靴のフリクションに急に不安を覚え次の足が出なくなった。いつものMTBのスクールでは参加者に「もっとタイヤを信じて大丈夫」なんぞと言っている自分がである。情けないがしょうがない。

つま先で立ちあがり頭上にある確実なホールドを捜しテンションを腕に掛け右足をそっと出しチョイとツルンとした岩肌の感触を靴を通して感じ重心を左足から右足へ移す。大丈夫、と心に話しかけながら。今まで滑らなかった靴底が突然滑るわけは無いとも自分に言い聞かせる。

次に右手のホールドを頭上で探り、左手を今まで右手に合った位置に持ってくる。OK。で、左足を動かそうとするとまた右足が滑ったらどうしようという考えにとりつかれ身体が止まり、いやいや心が止まり無限ループに陥る。それをどうやって抜け出したか覚えていないが、まぁ、兎に角これを3歩繰り返し最後の2歩の所までたどり着きしゃがむ。

最後の2歩のホールドを確認。ちょっと距離がある。あれ、なんか変だと思ったら膝がかくかくフルエテいるのに気づく。ああ、誰かすぐ上の岩に現れてザイルを下してくれないかと真剣に考えているヤマミチ。でも、誰か居るわけもなく自分の選んだホールドとメレルのカメレオンのソールを信じて何とか渡り切る。

はぁ~~、とため息。で、思った事は次はモット上手く登るぞということ…… 幾つになってもしょうがないヤマミチでした、とつくづく自分で思うw

PS“みんなの森”のサイトからシェア
登っているとこんな感じらしい。
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安全と安心ということ OBSリスクマネジメント2日間コースに参加して

マウンテンバイクのイベントを開催している者として、いつも思うのは安全法(リスクマネジメント)と救急法(ファーストエイド)は2つ揃ってこそ機能する。あくまでも安全法が主で救急法や保険の問題は従である。保険であれば、補償内容を検討し参加者を入れればいい、救急法は起きてしまった事象に対しての手順と手技の問題なので目に見えるから対応出来る。

では、安全法は? これが常に厄介なのだ。まず目に見えない、見えるのはその事象が起こった時もしくは起こる徴候が現れた時だけなのだ。だから、リスクマネジメントの御勉強をする、事象がおこる徴候を一早く見つけ出し希釈、中和、回避の対処をするために。

と、言ってしまえば簡単なのだが問題はここからだ。イベントを行うということは“目的を持って、人を集める”ということになる、だからイベントを行うのであればその目的を達成できなければ意味がないし、もっといえばイベントの参加者が満足して家路についてもらえなければ、そのイベントは成功したとは言えない。
いつも考えるのが安心とは賞味期限で安全とは消費期限であるということ。この、イベントを成功させるための手段が“目的を持ったプログラム(賞味期限)”と“リスクマネジメント(消費期限)”だと僕は考えている。

028.jpgimg024.jpg 
いつものスクールやツーリングイベントの風景

僕の開催しているマウンテンバイクのスクール&ガイドのプログラムはこの3年ぐらいの間で僕の考えるマウンテンバイク像を確立できてきたと自負はある、参加者からも満足の声を随分と頂いた。が、リスクというものは目に見えないだけでいつもそこにある。より深く自分のイベントが安全を担保するためにはこの勉強は常に欠かせないモノだと考える。


だから、その御勉強の為に参加したのがOBSリスクマネジメント2日間コース。OBSは冒険教育を中心に野外活動のプログラムを運営している学校。ここが持っているノウハウを使ってリスクマネジメントを勉強してきた。

今回の8名の参加者は小中学校や幼稚園の先生、リスクマネジメントコンサルタント、学生が主な職業。重要なのは色々な職業の参加者がいるということ、これにより自分の知らないリスクの話を聞くことができ、違うものの見方を教わることになる。そして、講座の内容はOBSらしく2日間、実習、実習の連続であり今僕の体中の筋肉はパリパリであるwww なぜか?それはその実習がプロジェクトアドベンチャーの手法を取り入れたものだからなのだ。プロジェクトアドベンチャーとは、一見不可能と思われる課題を普通10名前後のチームでクリアしていくという、ゲーム形式のチームビルディングの手法。もし自分がチームの為に役に立とうとすると脳みそをフル回転させ、やたら身体を酷使しなければならないようになっている。課題をクリアするために身体を酷使するということは飛んだり、跳ねたり、仲間の身体を持ち上げたりと一つ間違えれば怪我に繋がる様な活動を含む。そこにリスクは常に発生し、ゲームが進行するとそのリスクも変化していく。ここにリスクマネジメントをしていかなければならない。

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朝、教室から出て実習、実習、実習を終えて教室に戻って来るとこんな感じ。
あっ、休憩はちゃんとありますよwww



で、4名づつのチームに分かれ片方は進行役となりゲーム前にリスクマネジメントを行い、もう片方が参加者となり“マジ”でゲームを体験するというもの。参加者役のチームがマジになればマジになるほど自然とリスクは高まり、進行役のチームが建てたリスクマネジメントが役に立たなくなっていく。また、参加者チームは“マジ”な体験を通して普段は目に見えないリスクを感じることができる。そしてこの後、御互いの経験をシェアリングする。このシェアリングする時間が一番重要な時間となり、この講習の肝でもある。


こういう時の良く出てくる言葉に“気づき”“感じ”“学び”という言葉があるのだが僕はどうも好きになれない。皆が皆そうではないのは判っているが、どうもこれらの言葉を至上のモノとして崇め奉っているように感じてしまうのと、その言葉を言っている人間が本当の学びとはどういうものか判っているのかと疑問に思ってしまうからだ。(今回の仲間の中でそれを感じたのではなく、これは僕が常日頃感じていることなのだ)

では、ヤマミチの思う“気づき”“感じ”“学び”とは何か。僕はこれを食べることだと思っている。“気づき”とは食べ物を口に入れ色々な味を知ること。“感じ”とはその食べ物が胃に入り満たされる事。“学び”とは消化された食べ物が腸の中を巡り栄養として身体に行きわたること。僕の言う“学び”とはその知識が全て自分のものとなり無意識でもいつでも使えるように準備できている状態の事なのだ。九九と言われれば八十一と直ぐ出てくるものが学びであると解釈したい。もしくは、そこまで深く考えてからこれらの言葉を使ってほしい。

そして、“学ぶ”の語源は“真似る”からきていると聞く。そうであれば、シュハリの方が適切な言葉とも思える。これは守破離と書くのだが能の世阿弥の教えだったと思う。
“守”とは師の教えを守る時、“破”とはその教えを破り独自の方法を編み出した時、“離”とは師の教えから離れ一流を立てる時を言う。

閑話休題www

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上の写真は進行役のチームがリスクマネジメントをしているところ。下はシェアリング中の様子

進行役のターンの時気づいたことは、リスクを発見すると直ぐのその対処を考えているということ。これは僕らが普段の生活の中でもやっている事なのだが、ここではリスクを見つけても対処を考えてはいけないということを教わる。まずは、リスクを炙り出す作業を徹底して行う。見えるリスクを顕在危険というのだが、炙り出しを行わないと見えないリスクである潜在危険を察知できなくなる。

そして参加者役のターンに気づくのは、仲間の為にリスクを恐れなくなるということ。これは、いい意味でも悪い意味でも。そして、問題はこの悪い意味の時に事象が起こる確率が格段に高くなることを参加者役の自分が見えているのか見えていないのか。もっと言えば進行役がこれに気づけなければ事故や障害に繋がっていくという事になる。

そして、この“もっと言えば進行役がこれに気づけなければ事故や障害に繋がっていく”という部分は肝の時間にしか見えてこないのだ。シェアリングし御互いの話をすり合わせてみないと出てこないリスク、もしかしたら見えないリスク以前の問題だという事が判ってくる。では、どうするのか。
ヤマミチの結論は“見えないリスクの言語化、リスク以前リスクの炙り出し(なんか変な日本語、言語化出来てないじゃんwww)”ひいてはこれを行うためのコミュニケーション能力の向上と言う事に行きついた。

今回のブログは習ったことの言語化というねらいを持って書いてきたのだが言語化できたのは5分の1ぐらいかな、ここまで読んでくれた人に意味が伝わればいいのだが。意味が伝わらなかったとしたらそれは全てヤマミチの能力の問題。まだまだ、御勉強ですwww
そして、ここへ導いてくれたOBSインストラクターのガジィとシャトルに感謝。参加者のグリーン、アオッチ、チアキ、リエコ、コタ、いっきゅう、カゲに多謝。

そして最後にもう一度肝に命じておくことは
“イベントに参加してくれる人たちは安全を求めて参加するわけではない、楽しめる安心を求めて参加してくれるのだ”
防災用の食料を買うのでなければ誰も消費期限なんぞはみない、普通食品を買う時にみんなが気にするのは賞味期限なのだから。

ということを忘れずに。

年末年始

あけおめの 謹賀新年 お正月 去年も今年も MTBにあけくれるなり
って感じで、新年を迎えたMTBerヤマミチです。
去年1月から始めたこのブログも1年間で延べ1950人もの方に見に来ていただいてうれしい限りです。ありがとうございました。そして、今年もよろしくです。

12月30日
個人的にもこの走り納めで毎年行っている2トレへ今年は8人の大所帯で行くこととなった。全員ローカルトレイルで知り合ったロコの悪童ども。どう見ても畳の上で死ねそうもない野郎どもばかり。
生まれも歳も育ちも違う野郎どもがMTBという遊びだけで繋がり、何の利害も力関係もなくつきあえる、純粋に。そして、全員が全員走れます、MTBerとしてこういう悪童どもと走るのが一番楽しいし幸せを感じる時かもwww

てなわけで、輪行、車、自走でいつものコンビニへ集合。そんな横に、どっかのMTBのチームが15,6台でやって来る、向こうはチームジャージやレーパン姿、明らかにこちらと雰囲気が違う。ウーン、こちらはどう見ても山賊の集団。でも、これが好きwwww

12月31日
今日はゲイリーさんのショップの集まりで相模湖プレジャーフォレストへ。人数は昨日の倍ぐらいかな。
某自転車メーカーの社員さんやそのショップスタッフがメイン。

ここに来るのは10年ぶり。僕のレースデビューの場所でもある。まだMTB乗り始めで、コースを1周してきて今日は生きて帰れないと本気で頭を抱えたwww 結局他のビギナーの参加者の走りを見て安心したのをおぼえている。

“走り納め”の写真はこちら
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.339338219426883.96091.100000521249112&type=1&l=0dd6df6a78

1月1日
昼から年末に準備をしておいたお気に入りの日本酒、浦霞純米を引っ張り出して呑む、呑む、呑む、後は寝るwww
P1101342.jpg


1月2日
チーフYと7トレへ。ついてみると珍しく誰もいない。早速北側のトレイルへ。そして南側のテクニカルなシングルトラックへ、ガレ場を登り返して南の奥まで行ってみる。
久しぶりの7トレだけどやっぱりここは楽しい~www

この場所はとても思い入れのあるトレイル、それは人に教えてもらったのではなく何の情報もなく自分で2万5千の地形図を見ていて走れると確信して来てみたところ。勿論来てみたら知る人は知っているトレイルだったのだけど自分が山を登っていた頃のルートファイティングの知識を生かせたことが嬉しかった。もう6年前のこと。

1月3日
ゲイリーさんのショップのMTB走行会。なんと、ゲイリーさんが年末からウイルス性急性胃腸炎でダウン。急遽僕が仲間の力を借りながらゲイリーさんの代理でみんなを率いて行くことになる。参加者9名、多摩川の河川敷のトレイルへ。
今回の大きなテーマは“悪ガキの頃を思い出して河原の流木で焚き火をしよう”というもの、まずは成功だったので次回は飯盒炊爨なんぞをやりたいなwww

“走り初め”の写真はこちら
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.341412022552836.96671.100000521249112&type=1&l=e0a6cfa5c6

1月8日
今日と明日は僕の持っているファーストエイドの資格のブラッシュアップのためのプログラムが行われる。
で、本日はBLS-Yokohamaの傷病者対応コースforバイスタンダーズに参加するため横浜へ。

これはAHA(米国心臓協会)の日本のインストラクターが開催しているCPR(心肺蘇生)&FA(ファースト・エイド)のシュミレーションを世界標準であるG2010に準拠した最新の情報を基にしたプログラム。
その内容は、心肺蘇生法とAED&窒息解除、FA「反応なし、呼吸あり」、FA「反応あり」、命に関わる優先順位、安全確認、119への通報の仕方、FA各論(出血、頭部及び頸の怪我、脳卒中、心臓発作、痙攣、重度のアレルギー、捻挫&打撲&骨折)となっている。これを参加者同士1対1のバディを組み状況設定の中でシュミレーション対応をしていくというもの。
最後の総合シュミレーションでは事故現場の写真を見せられ、倒れている自分のバディに何を出来るのかと自分が学んできた経験が試される。
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ファーストエイドに興味のある方はこちら
BLS-yokohama

1月9日
今日はWMA(ウィルダネス・メディカル・アソシエーション)のブラッシュアップ講習会。
基本的には昨日と同じだけど、こちらはアウトドア環境を想定したもの。従って救助は呼んでも30分や1時間はこない、もしくは携帯電話も通じないという状況下でどのような対応ができるかをためされる。
開催場所も昨日の横浜の県民ホールとは真逆の秩父の手前正丸峠にある名栗げんき村という山の中のキャンプ場。覚悟はしてたけど寒いですwww でも、まぁ始まって真剣モードにはいちゃえば寒さは感じなくなるはず。

で、午前中は早速総合シュミレーション。シナリオも結構ハードですwww
シナリオ
山中で2台の車による衝突事故。そこを発見したハイキング中のグループがファーストエイドを行うという想定
。1台目の車には4人乗車、運転手は衝突のショックで心臓麻痺で心肺停止、助手席の女性はサイドウインドに頭を強くぶつけ意識混濁、後部座席の男性は事故のショックで錯乱状態、もう一人の女性はシートベルトが首に絡みつき心肺停止。2台目の車には、両足を骨折した運転手、助手席には怪我をした女性、後部座席には事故のショックで破水し陣痛の始まった妊婦さんwwww というもの。ついでにハイキング中の一人が救助に向かうのに急いで転び腕を骨折wwwww 一つ一つの症例はあったとしても全部一遍に起こる確率は何万分の一wwww

僕の役目は一台目の車の運転手、最後は死亡する役目ですwwww
ここで大事なのは亡くなった遺体をどう処置するかということ。周りの生存者や救助者達への心理的影響を考慮できるかどうかを問われることになる。まぁ、その前に30分間CPRを受けるのだがその時の救助者への評価も大切な役目。そう、患者役をやることによって自分が救助者になった時はどのように行動できるのかを学ぶ機会でもあるのです。
そんなこんなで午前中が終了、午後からは1対1のシュミレーションと総合シュミレーションを繰り返しあっという間に終了の時間に。
僕は午後の総合シュミレーションでリーダー役をやったのだが自分で点数をつけるなら40点、赤点です。とりあえずトリアージは出来たと思うのだが状況の詳細な把握の欠如、判断の遅れ、リーダーである自分が動き過ぎてしまった等々、反省することばかりでした。でも、失敗は学びに繋がることを信じて勉強を続けるつもりです。

写真はこちら
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=346318122062226&set=a.346318085395563.97662.100000521249112&type=1&theater

ウィルダネス・ファーストエイドに興味のある方ははこちら
Backcountry Rescue

個人的には盆とクリスマスと正月と節分が一緒に来たみたいな年末年始を過ごしたヤマミチでした。

アンクル・シャロムに会いに行く

珍しく僕が自転車を持たずにキャンプへ行く。
というより、肩の調子がまだ本調子じゃないので輪行がきついからなのだがwww
だから、ホントの意味でのんびりしに行くつもりで東武特急りょうもう号に乗った…
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終点赤城の一つ手前の相老(あいおい)でわたらせ渓谷鉄道“通称わた鐡”に乗り換える。
この“わた鐡”に乗るのも今回の一つの目的。一両編成のディーゼル車でもちろん単線、イメージは僕の生まれた頃の昭和30年代。そんなローカル線が渡良瀬川の川辺と沿線の里山に沿って足尾銅山のある方まで走っている。
松本から白馬に向かう大糸線に良く似ているのだが、山や川の景観がもっとコンパクトでアットホーム。
また“わた鐡”自体もユニークで冬にイルミネーション列車を走らせ、ローカルな駅もイルミネーション。温泉のある駅、古い東武の特急を使ったレストランのある駅とあの手この手ので旅路を盛り上げてくれる。そう言えば“わっしー1010号”というゆるキャラまでいた。一遍で“わた鐡”ファンになりましたwww

この沿線読めない駅名の宝庫でもある。まずは相老。“あいおい”と読むのだが普通は相生、駅のある町の町名は相生なのだから前は相老と書いたのだろう。でも、一番は神戸、これで“ごうど”と読む。この神戸の読み方は様々で全国各地に何種類もの読み方がある。ちょっと上げただけでも“こうべ”“かんべ”“かのと”きっとその地方の方言が大きく関わっているのだろう。そして沢入、これを“そうり”と読むのだが、“さわいり”が方言で訛ったものとわかる。さわいりの母音を取り出すとa、a、i、i、となり発音しにくかったのだろうか。こんな地名はここだけだろうと思いググってみると東北地方を中心の数か所検索に引っかかって来た、知らなかったwww 方言と地名を研究したらこれだけでも面白いかもしれない。
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そんな駅の一つで降りて、迎えに来てくれたじねんさんと合流。早速キャンプ地へ向かう。
じねんさんは子供たちが自然の中で自由に遊べるようにと毎月必ずこのキャンプ地でキャンプを開いている方。
ボーイスカウトの現役リーダーでもある。そんなことでヤマミチと知り合い運悪く意気投合www
ヤマミチも仲間に入れてもらった次第。鎖骨骨折の件も有りこの2,3カ月はご無沙汰していたのだが。
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そして、今回のもう一つの目的は桂の巨木、この山の主とでも言うべきシャロムの樹に会いに行くこと。
キャンプ地から川を下り沢を登り脛まで雪と落ち葉に埋まりながら約1時間のところにある。ここは登山道ではなくて、林業の山仕事の道しかないところ。傾斜が半端ではなくついでにガレている。足元をシールスキンの防水防寒ソックスとメレルのカメレオンで固めてきて大正解。身体を支えるために手を岩や斜面に着くたびに手は雪の中、シールスキンのグローブをはめてこなかったのが悔やまれるがもう遅い、指先がキーンと痛くなってくる。グローブを外し手をポケットへ。普通こんなガレた急傾斜ではやめた方がいい歩き方www 足の踏ん張りだけで斜面を登る。こんな登り方をしていたら明日は足がパンパンになること確実であるのだが。
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沢の上に稜線が見え木々の間から空が透けて見える頃にはすり鉢状の沢の詰めになる、すると北側の斜面の為にヒョロヒョロと伸びている広葉樹の真中にどっしりとしたアンクル・シャロムがまるでミヒャエル・エンデの物語の中に出てくる森の老木のように辺りを見守っている。目通り10㍍以上はあろうかという推定樹齢400年のその老木は3本、いや一本が朽ちて倒れているので4本の桂の樹が合体して地上4,5㍍の所からまた分かれているのだ。決して勇壮だとか美しいだとかは言えないような姿かたちなのだが、力強くとても優しい樹形なのだ。そしてこのガレた土もない谷で優々しく太くがっちりとした根を張り、北面の谷の厳しい風雪に耐えてきたからこその武骨な優しさで迎えてくれる。
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老木や巨木を前にした時カメラを構えいつも思うのは、写真にならないということ。勿論巨樹達の問題ではない、僕の力量が足りないのだ。この老翁達を前にするとどうしても僕などの写真の力量では圧倒され絵にすることができない。そこを踏ん張って撮り続けなければこの老翁達と語れるようにはなれないといつも頑張るのだが…
そうなれるのはまだまだ先の様である。
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キャンプ地へ戻り焚き火を囲んで談笑、夕食、談笑と時間は流れる。寒くなってくれば大型ティーピーの中に入り焚き火を前にまた談笑、酒も入り寝袋に足を突っ込んだらノックアウトで夢の中www ここに来るとお客さんを決め込ませてもらうヤマミチです<(_ _)>

で、本日の皆既月食を見逃した、あ~あ(^_^;) 

翌朝も相変わらず焚き火の前でのんびりとしているとこの森のオーナーでもあるK氏が山仕事の合間に顔を出す。
ここの川はキャッチ&リリースのみ許可する渓流釣りの釣り場でもある。キャッチ&リリースのみだとその瀬に居つく山女や岩魚があらわれ毎年その魚達に会いに来るアングラーが多いという話をしてくれた。
「来る人は同じ魚の顔を見に来るんですよ、毎回同じ魚と知恵比べ。また、生き物ですから死んでそこからいなくなることもある、まるで友を亡くしたような気分になるんですよ、ただ捕って食べるのではないモノの憐れに踏み込んだ釣りがキャッチ&リリースなんです」

僕はキャッチ&リリースというゲーム的な釣りを今までは否定してきたのだが、この話を聞いて少し考えが変わるのを感じる。物事は常に自分に向いている側面だけではない、ましてや表と裏の二元論的なものでもない。あえて言えば物事を見るときには立方体の中に入ったように考えなければいけない。それは前後だけではなく左右、天地の6つあるということ。
(これは“亀の島”の住人たちの考え方が素になっている。“亀の島”とは北アメリカ大陸のこと、そこの住人は勿論アメリカ・インディアンの人達)
常に心にこれをおいて歩いていきたいものである。

そんなこんなで帰る時間に。じねんさんに東武の始発駅赤城まで送ってもらう。
せっかく“わた鐡”に乗って来たので、帰りは“わた鐡”の川を挟んで対岸の県道を通って行くことに。
そして、このルートはサイクリングコースの候補でもあるので下見も兼ねてということに。あれっ、今回は自転車は一切抜きでの旅だと思っていたのだが、いつの間にかこんな話に。それも、マウンテンではなくロードのコースwww
じねんさんの関わっている桐生街おこし協議会でじねんさんが“わた鐡”の方と知り合いイベントを模索中との話を聞いたヤマミチが提案したのだからしょうがない。ヤマミチにできることはサイクリングイベントを企画しついでに記事にしちゃうことぐらいしかないのだからwww

で、このコースがまた初心者にはピッタリのいい感じの道。適度なアップダウンと交通量が対岸の国道に比べ圧倒的に少なく渡良瀬渓谷とその景色も楽しめるというフラットバーやミニベロでも安心して走れるルート。これは行けると確信、来月下見に来ようと決めたヤマミチでした。この詳しい話は下見してきたらブログにあげますので、またよろしく。
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そして東武鉄道赤城駅から特急りょうもう号にのり2時間チョイで家に帰って来た。JR利用よりも千円安くて1時間30分は早いといいことずくめ。で早速、明日ゲイリー店長にツーリングの相談に行こうと決めたヤマミチでした。





野外救命救急・法律勉強会

WMA(ウィルダネス メディカル アソシエイツ 米国)のインストラクターでもあるタクさんとイサムさんがBackcountry Rescue JAPANを立ち上げ今回の法律勉強会となった。

そう、今回は救命救急の手技ではなく法律である。身体を動かすことは大好きだけど、頭、特に左脳を使うのが苦手なヤマミチ。けれど、タクさんやイサムさんが開催するのだからきっと面白いに違いないと期待を込めて参加。
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Backcountry Rescue JAPAN代表のタクさん。来年4月まで全国各地でWMAの野外救急法の講座を開く予定

参加者は20数名。WMAの資格を一緒に勉強した仲間より一般の参加者が多いのは以外ではあったけど嬉しいかぎりだ。
参加者の職業はアウトドアインストラクター、アドベンチャー系旅行会社のツアーコンダクター、教員、看護師、コアなスノーボーダーと様々。

僕の持っているウィルダネス ファースト レスポンダーの資格はあくまでアメリカの法律の基に与えられている資格。日本の法律に照らし合わせると医療行為となり刑法、民法、医師法の抵触する恐れのある手技が一部に含まれている。アメリカでは国立公園のレンジャーやアウトドアアクティビティのガイド、インストラクターは義務として取得するライセンスなのだけど。だからこそ日本における法律の枠の中で何が出来て、出来ないのかのお勉強だ。
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講義中の豊田さん。WFA群馬の代表
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グループディスカッションの様子。真中のチョイワルオヤジ風がイサムさん。
勿論見かけだけでジェントルマンのインストラクターです。


WMAファーストレスポンダーが習うプロトコルは6つ。
アナフィラキシー反応にたいする対応、心肺蘇生を行うときと終了するときの判断、創傷の手当、脊椎アセスメント、ある条件下での脱臼の整復、重度の喘息への対応、である。
勿論アメリカでも医療資格を持っていない人が行えば罪に問われる行為が含まれているのは言うまでもない。そのためにプロトコル発動の条件が別にまた6項目設けられているほどだ。

そこで今回の勉強会、まずはWMAの現状とその周辺の事情のレクチャーから。次に日本国内の諸事情と刑法、民法、医師法の関連項目、事例研究のディスカッションへと進む。
この時自分で気づいたのだがどうしても事故の起こる前の予見義務、注意義務等の安全に関する事前の不備に気が行き実際事故が起こった時の法律問題に気が回らないのでは無いかということだ。事故が起こってしまえば要救助者の事を真っ先に考え手を出すだろうということ。
そこには、WMAの資格をとったのだから使うという気持ちも強いし、人の役に立ちたい、法律上ではなく人道上良いことをするのだからという善意からおせっかい、驕りまでもが頭の中に渦巻き後の事はすっぽりと抜け落ちるだろうからだ。
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グループディスカッションで制作したプロトコル発動のための状況をシュミレーション。
横軸でウィルダネスと都会を縦軸で危険度の高低を表わしている。


このあとのグループディスカッションの『どのようなときにプロトコルを発動するか』を話し合っている時僕の班にいた看護師のSさんは「何でみなさん救急車を待ち確実な処置をとろうと考えないんですか」
「私はもう救急車が間に合わないというときまで待ちます」ともおっしゃっていた。そして、民間の我々の方がいざという時に選択肢が広いだろうとも。これを聞いて逆に冷静になる事の大切さを気ずかされた気がした。

参加して、最後に思ったことは僕自身はあくまで野外活動のインストラクターであるということ、この本分を忘れずに安全法と救急法を両輪に進んでいきたい。そして、使わずにすむ救急法をタクさんやイサムさんのBackcountry Rescue JAPANでブラッシュアップさせてもらえればと思ったヤマミチでした。そうそう、勿論期待していたとうり面白い勉強会でした(^^)


関連HP
MTBインストラクターについて

Backcountry Rescue JAPAN

WFA群馬









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