プロフィール

野風ヤマミチ

Author:野風ヤマミチ
1980年よりフリーランスフォトグラファーとして活動。1990年ごろから環境問題の雑誌に関わったことをきっかけにエディター、ライターも兼ねるようになる。時を同じくして子供の頃より関わってきたボーイスカウト活動にリーダーとして復帰する。2001年ボーイスカウトの制服を脱いでからノンフォーマル・エデュケーション(野外教育、環境教育、冒険教育等)を仕事の柱に据え活動、執筆をしている。
現在シングルトラック・プロジェクト野風を主催、マウンテンバイクのスクール&ガイドインストラクター、小中学生の野外活動インストラクター等も務める。
1960年東京生まれ 趣味 手作りの道具で野宿、焚火、山旅

資格
日本マウンテンバイク協会 B級インストラクター
INBA ナショナル・マウンテンバイク・パトローラー
WMA ウィルダネス・アドバンスド・ファーストエイド取得
WMA ウィルダネス・ファースト・レスポンダー取得
AHA  ハートセイバー・ファーストエイド ハートセイバー・CPR・AED 取得


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安全と安心ということ OBSリスクマネジメント2日間コースに参加して

マウンテンバイクのイベントを開催している者として、いつも思うのは安全法(リスクマネジメント)と救急法(ファーストエイド)は2つ揃ってこそ機能する。あくまでも安全法が主で救急法や保険の問題は従である。保険であれば、補償内容を検討し参加者を入れればいい、救急法は起きてしまった事象に対しての手順と手技の問題なので目に見えるから対応出来る。

では、安全法は? これが常に厄介なのだ。まず目に見えない、見えるのはその事象が起こった時もしくは起こる徴候が現れた時だけなのだ。だから、リスクマネジメントの御勉強をする、事象がおこる徴候を一早く見つけ出し希釈、中和、回避の対処をするために。

と、言ってしまえば簡単なのだが問題はここからだ。イベントを行うということは“目的を持って、人を集める”ということになる、だからイベントを行うのであればその目的を達成できなければ意味がないし、もっといえばイベントの参加者が満足して家路についてもらえなければ、そのイベントは成功したとは言えない。
いつも考えるのが安心とは賞味期限で安全とは消費期限であるということ。この、イベントを成功させるための手段が“目的を持ったプログラム(賞味期限)”と“リスクマネジメント(消費期限)”だと僕は考えている。

028.jpgimg024.jpg 
いつものスクールやツーリングイベントの風景

僕の開催しているマウンテンバイクのスクール&ガイドのプログラムはこの3年ぐらいの間で僕の考えるマウンテンバイク像を確立できてきたと自負はある、参加者からも満足の声を随分と頂いた。が、リスクというものは目に見えないだけでいつもそこにある。より深く自分のイベントが安全を担保するためにはこの勉強は常に欠かせないモノだと考える。


だから、その御勉強の為に参加したのがOBSリスクマネジメント2日間コース。OBSは冒険教育を中心に野外活動のプログラムを運営している学校。ここが持っているノウハウを使ってリスクマネジメントを勉強してきた。

今回の8名の参加者は小中学校や幼稚園の先生、リスクマネジメントコンサルタント、学生が主な職業。重要なのは色々な職業の参加者がいるということ、これにより自分の知らないリスクの話を聞くことができ、違うものの見方を教わることになる。そして、講座の内容はOBSらしく2日間、実習、実習の連続であり今僕の体中の筋肉はパリパリであるwww なぜか?それはその実習がプロジェクトアドベンチャーの手法を取り入れたものだからなのだ。プロジェクトアドベンチャーとは、一見不可能と思われる課題を普通10名前後のチームでクリアしていくという、ゲーム形式のチームビルディングの手法。もし自分がチームの為に役に立とうとすると脳みそをフル回転させ、やたら身体を酷使しなければならないようになっている。課題をクリアするために身体を酷使するということは飛んだり、跳ねたり、仲間の身体を持ち上げたりと一つ間違えれば怪我に繋がる様な活動を含む。そこにリスクは常に発生し、ゲームが進行するとそのリスクも変化していく。ここにリスクマネジメントをしていかなければならない。

P2041508.jpg P2041513.jpg

朝、教室から出て実習、実習、実習を終えて教室に戻って来るとこんな感じ。
あっ、休憩はちゃんとありますよwww



で、4名づつのチームに分かれ片方は進行役となりゲーム前にリスクマネジメントを行い、もう片方が参加者となり“マジ”でゲームを体験するというもの。参加者役のチームがマジになればマジになるほど自然とリスクは高まり、進行役のチームが建てたリスクマネジメントが役に立たなくなっていく。また、参加者チームは“マジ”な体験を通して普段は目に見えないリスクを感じることができる。そしてこの後、御互いの経験をシェアリングする。このシェアリングする時間が一番重要な時間となり、この講習の肝でもある。


こういう時の良く出てくる言葉に“気づき”“感じ”“学び”という言葉があるのだが僕はどうも好きになれない。皆が皆そうではないのは判っているが、どうもこれらの言葉を至上のモノとして崇め奉っているように感じてしまうのと、その言葉を言っている人間が本当の学びとはどういうものか判っているのかと疑問に思ってしまうからだ。(今回の仲間の中でそれを感じたのではなく、これは僕が常日頃感じていることなのだ)

では、ヤマミチの思う“気づき”“感じ”“学び”とは何か。僕はこれを食べることだと思っている。“気づき”とは食べ物を口に入れ色々な味を知ること。“感じ”とはその食べ物が胃に入り満たされる事。“学び”とは消化された食べ物が腸の中を巡り栄養として身体に行きわたること。僕の言う“学び”とはその知識が全て自分のものとなり無意識でもいつでも使えるように準備できている状態の事なのだ。九九と言われれば八十一と直ぐ出てくるものが学びであると解釈したい。もしくは、そこまで深く考えてからこれらの言葉を使ってほしい。

そして、“学ぶ”の語源は“真似る”からきていると聞く。そうであれば、シュハリの方が適切な言葉とも思える。これは守破離と書くのだが能の世阿弥の教えだったと思う。
“守”とは師の教えを守る時、“破”とはその教えを破り独自の方法を編み出した時、“離”とは師の教えから離れ一流を立てる時を言う。

閑話休題www

P2041512.jpg P2041510.jpg
上の写真は進行役のチームがリスクマネジメントをしているところ。下はシェアリング中の様子

進行役のターンの時気づいたことは、リスクを発見すると直ぐのその対処を考えているということ。これは僕らが普段の生活の中でもやっている事なのだが、ここではリスクを見つけても対処を考えてはいけないということを教わる。まずは、リスクを炙り出す作業を徹底して行う。見えるリスクを顕在危険というのだが、炙り出しを行わないと見えないリスクである潜在危険を察知できなくなる。

そして参加者役のターンに気づくのは、仲間の為にリスクを恐れなくなるということ。これは、いい意味でも悪い意味でも。そして、問題はこの悪い意味の時に事象が起こる確率が格段に高くなることを参加者役の自分が見えているのか見えていないのか。もっと言えば進行役がこれに気づけなければ事故や障害に繋がっていくという事になる。

そして、この“もっと言えば進行役がこれに気づけなければ事故や障害に繋がっていく”という部分は肝の時間にしか見えてこないのだ。シェアリングし御互いの話をすり合わせてみないと出てこないリスク、もしかしたら見えないリスク以前の問題だという事が判ってくる。では、どうするのか。
ヤマミチの結論は“見えないリスクの言語化、リスク以前リスクの炙り出し(なんか変な日本語、言語化出来てないじゃんwww)”ひいてはこれを行うためのコミュニケーション能力の向上と言う事に行きついた。

今回のブログは習ったことの言語化というねらいを持って書いてきたのだが言語化できたのは5分の1ぐらいかな、ここまで読んでくれた人に意味が伝わればいいのだが。意味が伝わらなかったとしたらそれは全てヤマミチの能力の問題。まだまだ、御勉強ですwww
そして、ここへ導いてくれたOBSインストラクターのガジィとシャトルに感謝。参加者のグリーン、アオッチ、チアキ、リエコ、コタ、いっきゅう、カゲに多謝。

そして最後にもう一度肝に命じておくことは
“イベントに参加してくれる人たちは安全を求めて参加するわけではない、楽しめる安心を求めて参加してくれるのだ”
防災用の食料を買うのでなければ誰も消費期限なんぞはみない、普通食品を買う時にみんなが気にするのは賞味期限なのだから。

ということを忘れずに。

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